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宮古島ダイブその2そして沖縄へ

ついに出発日当日。
いつもより早くに目を覚まして仕事へ行く
用意をしている。

今日はいつもより30分早く出勤して仕事を
するということで16時半早退の許可をもらった
からなの。

朝ごはんは2,3日前からおかゆになっていた
がもう今日はおかゆさえも受け付けない。
おかゆが胃に落ちるだけでも飛び上がる程
胃痛がする始末。

ほんとにストレスだけなんやろか・・と不安に
なるもいざとなれば宮古島で寝てすごしても
良いやという気持ちになっていた。
それでも沖縄の南国の空気が吸いたくてたま
らなかった。

今日は連休前の金曜日。
想像はしていたが仕事が詰まって忙しい。
週末ぎりぎりに注文してくる得意先が多い
からだ。注文大いに結構だが、この調子で
16時半に退社出来るのだろうか。

忙しいだけあってあっという間に時間は過ぎて
いく・・

ついに16時半となり、社長(父)が耳打ちに来る。

「もう出る時間だろう?早くでなさい」

「はいぃぃ」

「梅田から空港バスだろう?送って行ってやる!」

「えっ??・・ありがとう」

優しい社長(父)に時間内だというのに車で
送って行ってもらえることになった。

大きな荷物をカートに積んで梅田駅へ出発。
だが、さすが連休前。
道路はなぜか梅田駅までびっしりと混んでいた。

「おい、時間は大丈夫か?」

「うん、なんとか17時までに着けば大丈夫ぅ」

時間には余裕があったとはいえ、バス出発の
15分前に余裕を持って到着する事が出来た。

「お父さんありがとう」

「楽しんでこいよ」

別れたあとは人前なのに涙があふれそうで
大変だった。

その時すみっこで荷物をかかえて座り込んで
いるおばさんが目に入った。
おばさんはにこやかな顔で話かけてきた。

「やあ、徳島行きのバスに一本乗り遅れて
しもうてのう、1時間待ちじゃ!ひゃっひゃっひゃ」

目が点になりそうだったが、なんとも恰幅の
良さそうなおばさまと少しの間、話をしていた。

「へえ、宮古島行くの。そりゃ大変だわ。
おっバスが来よったか。」

徳島のおばさんと別れてバスに乗り込む。
あとは関空まで道路が混まずに無事到着する
事を祈るのみ。

まゆなちゃんは今ごろどうしてるんだろう?

つづく



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